2017 脊髄反射的療法、現代語訳

Afina現代語訳109、胃の治療法の要約

胃の疾病を器質的なものと感覚的なものとの二種類に分類し、前者は潰瘍や腫瘍のようなもの、後者は疾病ではないたんなる症候のみのものを指す。

慢性の消化不良症には、神経の衰弱からきているものが多く、胃壁の運動力の不全により中等度の胃拡張を起こしているものである。したがってその療法は迷走神経の亢進をはかり、胃の収縮反射を喚起し、場合によっては幽門を開かせるなど、それぞれ症状にあわせて方法を選ぶこと。

胃の収縮反射を起こすには、L1、2、3の打療法を施し、迷走神経の亢進を目的とするときにはC7の打療法を施すこと。

迷走神経の亢進では胃が収縮するだけではなく、胃液の分泌を増加させ、食欲を亢進させるものである。

胃や腸の鼓張症に対してはL1、2、3の打療法が最も効果が高いものとする。

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