6、血圧下降と打療法
急激に血圧を下降させようと思えば、T2、3の棘突起を叩打するとよい、時間は五分間。薬剤にて治療するより遥かに迅速で効果も持続するということを数百例において確認している。
血圧の打療前後の比較
w夫人 | s某 |
打療前、225mm | 打療前、228mm |
1分打療後、218mm | 2分間後、232mm |
2分間後、185mm | 5分間後、210mm |
3分間後、185mm | 18分間後、200mm |
15分間後、176mm | |
25分間後、172mm | |
2時間後、172mm | |
翌日、168mm |
ときとして叩打により一時昇騰して、その後下降することがある。また、ときに下降しないこともある。後者は心臓が衰弱してしまっているからで、C7叩打で心臓を強壮にしておけば自然に下降するものである。だから血圧の高い患者はC7またはT2、3を叩打してその結果から高血圧の原因を診断することができ、治療法も確定する。
脳の動脈硬化症は、頭痛、めまい、一時的麻痺、または失語症をきたすものだけが、もし脊椎叩打法によって消散するときは診断確実である。