2016 脊髄反射的療法、現代語訳

Afina現代語訳90、血管運動神経疾患の分類

古くローマの金言に「治療の結果で疾病の性質を知る」とあるが、じつに今日においても、わざわざ独立した疾病として記載されているが、たんに一つの症候に過ぎないというようなものは少なからずあり、血管運動神経の疾患においても、その治療の結果により次のように分類する。

甲  血管攣縮性

症候、刺激によって血管の反射作用をおこさない。皮膚は知覚異常を呈し、局部は血液供給異常のため新陳代謝および機能の障碍をきたす。

  1. 間歇性跛行
  2. 一時的発作麻痺。失語症。半盲症(脳の血管の攣縮に起因する)
  3. 坐骨神経痛における下肢血管の反射的攣縮。不全麻痺。知覚障害および攣縮。
  4. レーノー病
  5. 片頭痛
  6. 肢端知覚異常症(アクロパラセシーア)

乙  血管麻痺性

症候、皮膚は斑紋性外観を呈し、自覚的熱感、知覚異常(知覚および疼痛の過敏性)。とくに焼灼感がある。

  1. 紅肢症(エリトロメラルギー)
  2. 踝関節痛(アクロデニア)
  3. 動脈瘤
  4. バセドー病
  5. 鼻カタル(一部の)
  6. 四肢の冷感。
  7. 神経性血管麻痺。
  8. ある中毒症状。
アフィナ 血管 整体

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