まず生理的に当然おこる疲労&倦怠としては、長時間の労働や運動、精神的な緊張のあと、そして不眠などからのものなど。
なのでこれらが、おもな施術適応となります。
しかしそのほか疲労と倦怠の裏に病気などを心配するとすると、
酸素不足になる→
貧血、心疾患(循環不全)、呼吸器疾患(換気障害など、、、
内分泌、代謝障害として、甲状腺機能亢進症、クッシング症候群、糖尿病、腎不全(尿毒症)など、、、
神経、筋疾患として、多発性神経炎、ギランバレー症候群、重症筋無力症、周期性四肢麻痺など、、、
心因的要因として、神経症、うつ病など、、、
消耗性疾患として、悪性腫瘍、慢性感染症など、、、
肝疾患として、急性/慢性肝炎、肝硬変など、、、
その他として、更年期障害、低血圧、寄生虫、
そして、とくにこのところ注目を集めている、
【慢性疲労症候群】
極度の疲労感が数ヶ月(六ヶ月以上)続いたり断続的に繰り返す。
発熱、咽頭痛、頭痛、筋肉痛、リンパの腫れなど、
風邪のようなことから始まるそうです。
場合によっては死に至るともいわれています。
過労死のなかにはこれが含まれていたんじゃないかと目されているそうです。
これら疾病のうち、貧血、低血圧が、訴えとしては多いようです。
疲労&倦怠の訴えの裏にこういった疾患が隠れていないか、というようなことはつねに視野に入れつつ向き合わなければなりませんし、
ただ既にわかっているものに関しては、症状の緩和を目的として、お役に立てる場合がほとんどです。
AFINA 疲労感 解決
ところで一方、東洋医学的に疲労や倦怠を把握すると、
倦=疲労
怠=怠惰
その原因として、気虚を考えます。
とりわけ、腎の気、脾の気、が虚したとみます。
例えば梅雨の時期など、だるい、重いと感じますが、これは湿気がいたずらしているとして、
湿因と呼びます。
ほかにも、病後や心労などから精気が損傷しての気虚。
房事(セックス)過多から精気が損傷しての腎気虚。
飲食不節(不摂生)からの脾気虚。痰湿。
そしてなにより、倦怠感=体重(身体が重い)
これは脾・胃の代表的症状です。
あげ始めるときりがありませんが、ツボでチョイスするとたとえば、滋養強壮的な意味で、
気海、
関元、
脾胃の気を補うために、
足三里、
太白、
中カン、
四肢懈惰(手脚がだるい)ときには、
照海。
それから、
整体的には疲労&倦怠といえば、
「くなや操法」
が有名です。
胸椎の9番、7番、8番、の順に刺激する、カンフル剤的な操作です。
現代人には強すぎる操作と言う先生もいらっしゃいますが、ぼくはたまに使うことがあります。
あとは均整法的なというか、姿勢的なことで言えば、重心を中心に戻してあげることで余計な力みを消して、
関節を締めてあげることでそれぞれの機能を回復させ、全身を軽くします。
もちろん前提として、時間があるようなら、血流をよくして、むしろリラックスをうながして、
深い睡眠に導いて、自然に回復させるというのが基本かとは思います。
AFINA 疲れ知らず
いろいろあるにはありますが、それぞれの身体の状態や生活のリズムに合わせて、最善の方法を探って仕上げますので、
あまり疲れを溜め込みすぎる前に、どーぞリセットしにいらしてください☆