卵巣嚢腫を抱える患者に対する鍼灸からのアプローチ〜全体治療と体性-自律神経反射的解釈〜 本症例は毎回訴えの変わる例であるが、基礎疾患として卵巣嚢腫を抱えており、東洋医学的に診察するとベースに“脾腎陽虚”が読み取れることから、脾と腎の気を補う全体治療を施して功を奏した例である。 患者像:40代前半 女性 学生 既婚 未産婦 初回来院:20xx.5.30 主訴:初回、⑴フワフワ感 ⑵右首肩こり二回目、⑴喉のイガイガ⑵冷え ⑶首の動作時痛三回目、⑴大腿裏の違和感 ⑵痰がからむ ⑶左鼻つまり 現病歴:「フワフワ感 ...