治療の結果から原因を推測すると、血管神経の麻痺からくる疾患であり、C7の打療によって血管収縮をうながすと、症状が軽快、または全治する。薬物、または外科的な治療においても、甲状腺の縮小を目的としているので、血液供給の増減によって甲状腺の刺激を左右しうる。 打療によって迅速に消失する症候は、心動の急速症、顔面紅潮、発汗および震戦があげられる。実験によれば腫大した腺は数回の治療後に縮小した。しかし眼球の突出は少数の例で、2/6は持続したが治療ごとに縮小していった。 〔エブラム氏の例〕脈拍106のいたる患者。震戦 ...