2、疾病における疼痛 疼痛:あらゆる疼痛は反射的に血管神経を興奮させ、血圧を亢進させる。 中毒性、鉛毒、ニコチン、通風、尿毒症などは血管収縮神経に作用して血圧を亢進させる。 陣痛:腹圧によって血管が圧迫され、多量に血液が心臓に送還される。腎臓の疾病においては心臓の肥大、末梢血管抵抗または変性により血圧亢進し、心臓の肥大はついに代償機能が消失してしまう。 血圧亢進は動脈の弾力性を失わせ、その結果、動脈が拡張してしまい、動脈瘤または脳溢血をおこしてしまう危険性がある。 血圧低下は、成人であれば収縮期に100以 ...