こちらは五十代男性。
このクライアントも右肩が痛いということでした。
なにより特徴的なのは、右の肩前から力こぶにかけての筋肉の硬直です。
肩自体をひっぱってしまっていて、右肩を前に突き出したかのような姿勢で、仰向けで寝ても右肩だけが浮くような、不自然な姿勢です。
しかし、現場的にはとても多い姿勢で、きっとパソコンのマウス疲れなんだと思います。
筋肉というのは動かしていても疲れますが、同じ姿勢を保っているときが一番疲れます。
マウスをにぎって、押さないでおく姿勢をとってみてください。
きっと右肩の前から力こぶ、人差し指にかけて緊張が走るだろうと思います。
ですからこのクライアントには、鍼のオファーもありましたので、肩から力こぶ、そこを動かしている大本であるうなじのあたりにかけて、ストンストンストンと鍼をうって、しばらくそのまま。
その間、内臓の調整などを加えながら。
その後、しっかり筋肉が緩んだところで肩の関節を動かして解消。
痛みはもうなくなっていましたが、まだ少し肩は前に出ていらっしゃいましたので、マウスパッドなどを提案いたしました。